○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、
産業建設常任委員長。
◆
産業建設常任委員長(大捕孝吉君) 議案書別冊2の20ページをお開きください。 平成29年第4回定例会において、閉会中の委員会活動の議決を得た所管事務について、1月26日に本委員会を開催し、調査を終了いたしましたので、
厚真町議会会議規則第77条の規定により報告いたします。 調査事件につきましては、現地調査として、
担い手研修農場、表町地区の
子育て支援住宅の2件であります。 事務調査として、
担い手研修農場整備事業の進捗状況について、
国営勇払東部農業用水再編対策事業の進捗状況について、厚真町
簡易水道事業経営戦略の概要についての3件であります。 内容につきましては、21ページから42ページに記載しておりますので、ご一読願います。 以上でございます。
○議長(渡部孝樹君) 報告が終わりましたので、質疑を許します。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 報告第1号は、以上をもって報告済みといたします。
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△報告第2号の報告
○議長(渡部孝樹君) 日程第4、報告第2号
現金出納例月検査の結果報告を議題といたします。 本件は、議案書別冊2に記載の報告書をもって報告済みといたします。
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△行政報告
○議長(渡部孝樹君) 日程第5、行政報告を求めます。 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 平成30年第1回定例会に当たり、次の点についてご報告申し上げます。
重度心身障害者医療給付事業は、身体障害者1級・2級及び3級の内部疾患の認定を受けている方、
療育手帳A判定の交付を受けている方及び
療育手帳B判定でIQ50以下の判定を受けている方が
医療給付対象者となり、その方の申請により認定を受けた上で
医療給付が受けられる事業でございます。 今回、
医療給付対象者の方の一部が認定を受けておらず、受給者証が交付されず
医療給付を受けることができていなかった事案が明らかになりました。これを受け、過去にさかのぼり調査した結果、このような事案は平成15年度から発生しており、最終的に8名の方が認定漏れとなっていたところでございます。 町は、認定漏れのあった方について、
医療給付対象者となった日にさかのぼり、既に認定を行いました。また、過去に発生した
医療費の自己負担分については、レセプトで確認可能な過去5年間について
医療給付を行ったところでございます。追加認定した8名のうち、
医療費の自己負担分が発生していた5名の方について
医療給付を行い、その
医療給付額は合計で76万8,799円となったところでございます。 なお、同制度は、北海道の
医療給付事業補助金の対象となる事業で、
補助対象経費の2分の1が交付されますが、今回のように遡及して
医療給付の認定を行い、遡及分を給付したものについては補助金の対象外となることから、補助金額に対して38万4,000円が不交付となる見込みでございます。 同制度は、本人の申請に基づき認定し、受給者証の交付を受けた上で
医療給付を行う制度でございますが、行政が制度の周知徹底を行い、
医療給付対象者の方が適正に制度が利用できるよう最大限配慮し、きめ細かな
行政サービスが提供できていれば避けられたものでございます。認定漏れとなられた
給付事業対象者の方に多大なご迷惑をおかけしましたことについて、深くおわび申し上げます。大変申しわけございませんでした。 また、福祉
医療を担う職員はもちろんのこと、全職員に対しきめ細かな
行政サービスを提供するよう、指導の徹底を図ってまいります。 以上、
重度心身障害者医療給付事業の
医療給付対象者の認定漏れに関し報告をさせていただきましたが、重ねて町民の皆さんに対し、心からおわび申し上げます。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) 行政報告が終わりましたので、これより質疑を許します。 質疑ありませんか。 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) もう少し発覚したいきさつを教えてほしいんですが、本人が申し出てきて初めて、いわゆるこの該当漏れが8人、過去さかのぼるんですけれどもいたということですが、町長の弁で、一番最後のきめ細かな
行政サービスやいわゆる周知徹底をされていたらこういう問題が起きなかったという弁がありますが、もう少しこの中身、どういういきさつでこれが発覚し、いわゆる周知徹底されていなかったのはどういう理由だったのか。 それと、さらには、5人はさかのぼって出されていますが、3人はいいんでしょうかというところ、お聞きしたいと思います。
○議長(渡部孝樹君)
町民福祉課参事。
◎
町民福祉課参事(吉田良行君) まず、第1点目の、なぜ、どういう経緯で発覚したかということでございますけれども、
重度心身障害者手帳をお持ちの方が厚真町から他の自治体へ転出した際に、転出先の自治体で身障者手帳の受給を受けていたことによって、
重度心身障害者医療給付の事業対象者でありますよということで、転出先の自治体で受給を受けるということになりました。その際に、ご本人のほうで、あ、じゃ、厚真町にいたときにはどうして受けられなかったのかということでお問い合わせがあって、初めて発覚したということでございます。 なぜ周知徹底ができなかったのかという点でございますけれども、本来であれば、各該当になった時点で、身障者手帳の交付にあわせて重度心身
医療給付の対象ですよという通知を一緒に文面に記載をして送付していたところでございますが、その方については、たまたま区分変更ということで通知した際に、その文面が抜け落ちていたということで、制度の周知が徹底されていなかったということでございます。 もう一点、なぜ3名の方が給付を受けられないのかということでございますが、これは、あくまでもレセプト、全員、8名の方、5年間さかのぼって調査をさせていただきまして、
医療給付のあった方が今回給付ということですので、3名の方については、
医療にかかっていなかったというところでございます。 以上でございます。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 以上で質疑を終わります。
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△施政方針及び予算説明
○議長(渡部孝樹君) 日程第6、施政方針及び予算説明に入ります。 最初に、施政方針について。 町長。 〔町長 宮坂尚市朗君 登壇〕
◎町長(宮坂尚市朗君) 平成30年厚真町議会第1回定例会に当たり、新年度の町政執行に対する所信を申し上げます。 まずは、町民の皆さん、町議会議員の皆さんに町政諸般にわたり特段のご理解とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。日ごろからのご精励に対し、深く敬意と感謝を表する次第であります。 頻発する大雨災害、厚真ダム完成直後からの農業用水不足、水道水の確保は、厚真町100年の体系として、その克服は町民の悲願でありました。町、議会、町民が一体となったその熱意は国や北海道を動かし、中核施設である厚幌ダムは、本年度の試験湛水が終了後、いよいよ完成を迎えます。昭和61年に実施計画調査が始まって以来32年、予備調査を含めると約40年の時が経過しました。移転補償にご協力をいただいた皆様や幌内自治会の皆様、そして長年にわたる関係機関のご努力に改めて感謝を表します。関連する統合簡易水道の供用開始や
国営農業用水の試験通水なども本年度に予定されており、産業基盤や生活基盤が整うこの機会を本町の持続的発展への飛躍の契機となるよう生かしていかなければなりません。 昭和35年の町政施行以来、人口減少が続いている厚真町は、昭和50代後半に新町地区やルーラルビレッジなどの分譲地を造成し、移住者を呼び込む政策を打ち出し、こちらも約40年が過ぎようとしています。今日、地方創生に向けた全国の取り組み事例が注目されていますが、本町が長年にわたり地道に進めてきた取り組みと近年における人材育成に関する幅広い取り組みが相まって、本町の最近における人口の社会増という成果に結びついたものと考えています。今後も、この流れを切れ目なく持続できるよう、「田園回帰1%戦略の実践」、「あつまを知り、強みを活かす」、「住民主体の地域再生」を基本に、未来志向を持ってこれまでの取り組みを磨き、「みんなが輝き、支持され選択されるまち、住み続けたい安全・安心なまち“あつま”」を目指して、町民の皆さんとともに、山積する課題に積極果敢に取り組んでまいります。 ここに、平成30年度の主な施策についてご説明申し上げます。 最初に、子ども・子育て支援の充実について申し上げます。 いつの時代も、子供たちは社会の宝であり、未来への希望です。厚真町の豊かな自然の中で子供たちが健やかに成長していくことを願い、引き続き子育て環境の充実を図ってまいります。 本年度は新たに、妊娠出産から就学まで切れ目のない総合的な子育て支援を実現するため、子育てに関する
ワンストップ窓口となる
子育て世代包括支援センターを開設し、子育て世代に寄り添った支援を行ってまいります。 また、町内2園のこども園の機能強化とさらなる質の向上を目指し、人材育成のための体制整備を行うとともに、こども園の運営方法などについて、民営化も含めて多角的に検討してまいります。 子育て世帯の経済的負担の軽減については、子育て支援の
保育料還元事業、
医療費還元事業、
高校生通学費等還元事業のほか、本年度から新たに、一定の所得制限と家賃制限のもとではありますが、民間賃貸住宅に入居している子育て世帯に対する支援を行ってまいります。 また、乳幼児やひとり親家庭の
医療費の負担軽減についても、継続して実施してまいります。
母子保健事業では、子供を地域で安心して産み育てることができる環境づくりのため、妊婦健診、特定不妊治療、
産婦健康診査費用及び
妊産婦健康診査受診時の
交通費助成事業のほか、新たに悩みを抱える妊産婦に対して助産師などの専門職が相談支援を行う産前産後
サポート事業を実施するとともに、出産・退院直後の母子に対する心身のケアや育児のサポートを行う産後ケア事業を実施し、あわせて、
胆振東部消防組合のママ・サポート119と連携しながら、妊産婦などの経済的、精神的負担を軽減してまいります。 次に、生涯学習の充実について申し上げます。 本町の教育の基本理念は、「ふるさとを愛し、未来に向かって、たくましく生きる人材の育成」であります。この基本理念に沿い、子供から大人まで、町民一人一人が夢と希望と生きがいを持って生活が実現できるよう、学校教育と社会教育のそれぞれの分野を連携させながら、本年度も引き続き、町民の皆さんにさまざまな学習機会を提供してまいります。 学校教育では、昨年度導入したコミュニティ・スクールにより、学校・家庭・地域の連携を進めながら、教育環境の充実と魅力ある学校づくりに努めてまいります。本年度は、子供たちを取り巻く環境の変化や学校が取り組むべき課題の多様化などに対応するため。平成31年度からの小中一貫教育への一部移行を踏まえ、導入に向けた準備や組織のあり方を検討してまいります。また、本年度から3年間、中学2年生と3年生を対象として英語圏に派遣し、
グローバル社会に生きる生徒の育成方法と英語教育の検証につなげてまいります。 教育環境の改善では、本年度と来年度の2年間、老朽化が著しい
厚真中央小学校プールの改修を実施するとともに、平成31年度に移転・新設する予定の
上厚真小学校プールの設計などを行ってまいります。
北海道厚真高等学校は、本町の地域振興、まちづくりにとって重要な地域の高校でありますので、引き続き
厚真高等学校教育振興会を通して、通学費の助成や
キャリア教育などの支援を行ってまいります。 社会教育では、少子化が進み子育て世代の働き方が多様化する中、子供たちが放課後などに安全・安心かつ健全に過ごす場として、
放課後児童クラブの重要性はますます高まっています。
厚真放課後児童クラブの運営拠点である
厚真地区児童会館は、老朽化が進み狭隘であることから、本年度、
厚真中央小学校隣接地への建設に向け、現在、実施設計を進めているところであります。建設費については、準備が整い次第補正予算を上程し、平成31年度の供用開始を目指してまいります。 また、周辺の自然環境を児童の放課後活動に最大限生かすため、保護者を初め住民の手による「冒険の杜」づくりを計画してまいります。 また、本年は北海道命名150年の節目の年であり、道内各地でさまざまな記念行事が予定されていますが、本町では、北海道(北加伊道)の名づけ親で、本町にも足跡を残した幕末の探検家松浦武四郎翁をテーマとした講演などの記念事業を開催します。先人の功績と郷土の歴史を振り返る貴重な機会でありますので、たくさんの方の参加を期待しています。 埋蔵文化財発掘関連では、新たに1区上流地区道営ほ場整備事業に伴う地区内包蔵地の発掘調査に着手するとともに、これまで発掘した数多くの考古資料を展示・収蔵する施設として、埋蔵文化財センターの整備構想について引き続き検討してまいります。 次に、まちづくり人材の育成について申し上げます。 “まちづくりは人づくりから”と言われますが、伝統や地域社会を持続的に発展させるためには、さまざまな分野での人材育成が必要です。近年の人口減少社会においては、一次・二次産業の生産力や福祉サービスを担う人材が不足しており、雇用のミスマッチが社会問題化しつつありますが、特に地方にあっては、雇用の場が少ないと言われながらも、地域経済や地域社会を支える人材不足が顕著となっています。厚真で育った子供たちが厚真に戻って活躍できることを願っていますが、田園回帰志向の貴重な人材の「ローカルに生きソーシャルに働くライフスタイル」をまちづくりに取り込み、受け入れ、育成していくことも、地域社会にとって大切であると考えています。このため、都会で学ぶ大学生などが地方に関心を持ち、地方で活躍できる環境づくりを進めるため、引き続きインターンシップや本町の地域資源を活用したフィールドワークを受け入れてまいります。 地域おこし協力隊や地域おこし企業人として迎え入れた人材は、期間終了後、農業を初めさまざまな分野で活躍し始め、地域に新しい風を吹き込んでいます。今後は、シニア層の社会参画と本町で起業や就農などにチャレンジする意欲的な人材を育成・支援し、農業・農村の付加価値の向上と地域課題の解決に取り組んでまいります。 次に、高齢者福祉・介護の充実について申し上げます。 本町の高齢化率は37%に迫り、その進行は、介護保険事業計画の推計を上回っています。こうした中、全ての町民の皆さんが住みなれた地域で安心して暮らし続けることができるよう、第7期厚真町高齢者保健福祉計画・厚真町介護保険事業計画に基づき、
医療・介護予防・生活支援・住まいなどのサービス・政策連携を図り、きめ細かな取り組みを進めながら、地域包括ケアシステムの確立を目指してまいります。 小規模多機能ホームほんごうは、24時間在宅介護サポートの充実を図るため、職員体制を強化してまいります。介護予防・生活支援サービス事業では、本年4月に開設するいきいきサポートサロンを活用して、通所サービスA型の充実を図り、高齢者共同福祉住宅に見守り・相談サービスを行う生活支援員を配置して、自立した安全・安心な生活環境を提供してまいります。また、地域福祉サービスの担い手不足が顕在化していますので、本年度は、介護職の育成と就業につなげる取り組みを試行してまいります。あわせて、自主的な介護予防活動を推進するため、ボランティアの育成継続とボランティアポイント制度の本格運用を図り、住民参加型の生活支援体制の構築を目指してまいります。 認知症対策では、認知症初期集中支援チームの活動により、認知症の早期発見・早期治療に努めるとともに、認知症地域支援推進員の配置により、認知症の方やその家族に対する相談と支援者が集える場の設置など、見守りネットワークの構築を進めてまいります。 地域包括支援センターについては、介護予防事業及び介護サービス事業の一体的な業務運営により、さらにサービスの充実が図られるよう、本年10月をめどに、業務委託を含め、体制とサービスのあり方について検討してまいります。 また、在宅
医療・
介護連携については、本年度から東胆振定住自立圏において、苫小牧市
医療介護連携センターを中心とした広域連携に取り組んでまいります。 次に、障害者福祉の充実について申し上げます。 本年4月より、第5期厚真町障がい福祉計画及び第1期厚真町障がい児福祉計画がスタートします。引き続き、障害のある人が住みなれた地域で安心して暮らしていけるよう、関係機関や近隣市町と連携を図りながら、日常生活や社会生活を支援してまいります。 就労継続支援B型を中心とした複合型地域福祉活動拠点施設まちなか交流館しゃべーるについては、障害者の社会参画機会の創出、町民の交流の場として重要な役割を担っていますので、引き続き、指定管理者との連携を密にしてまいります。 障害者総合支援法や児童福祉法に基づく各種障害福祉サービスの給付のほか、発達のおくれや障害のある児童への個別支援についても継続して実施してまいります。 また、こども園への加配保育士の配置、特別支援教育支援員・介助員の配置、町外の特別支援学校への交通費助成など、児童・生徒の心身の発達を促す取り組みや保護者負担の軽減に努めてまいります。 また、本年8月、全道各地の障害のある児童やその家族が一堂に会し、多彩に交流するイベント「いけまぜ夏フェス2018」が本町で開催されます。スタッフやボランティアなどを含め、総勢1,200人を超えると想定していますので、実行委員会などの関係機関と連携を密にして、全面協力してまいります。 次に、保健・
医療の充実について申し上げます。 近年、基本・特定健診の受診率や特定保健指導の実施率は、各地域で実施してきた健康教育の効果もあり、少しずつではありますが、上昇傾向にあります。しかしながら、メタボリック症候群とその予備軍の該当者の割合は、依然として高い状況が続いていますので、厚真町健康増進計画の中間検証とデータヘルス計画に基づき、基本・特定健診や特定保健指導の受診率・実施率向上対策、生活習慣病対策など、地域密着の健康づくりを推進してまいります。 また、幼児・児童・生徒とその保護者を対象とした食生活実態調査の分析評価結果を踏まえ、こども園や小・中学校と連携し、幼児・児童期からの生活習慣病予防に取り組んでまいります。 がん予防対策では、各種検診を引き続き実施し、がんの早期発見・早期治療につながる取り組みを進めてまいります。特に、若年層の受診率が低い子宮頸がん検診については、本年度から自宅での検診が可能なヒトパピローマウイルス検査を導入し、新たな検診機会を提供してまいります。 予防接種では、法定接種の100%接種のための啓発活動、任意接種に対する助成制度を継続し、引き続き疾病発症、重症化の予防に取り組んでまいります。 次に、国民健康保険事業について申し上げます。 国民健康保険事業は、制度改正により、本年4月から財政運営母体が北海道に移行します。これにより、市町村の国民健康保険料は、北海道への納付金額をもとに算定されることになりますが、被保険者1人当たりの所得額が高い市町村においては、制度移行による保険料の急激な上昇を抑えるため、当分の間、激変緩和措置がとられることとなります。本町では、こうした事情から、1人当たりの保険料が今後しばらく緩やかに上昇していくものと見込まれますので、各所得階層への影響などについて注意深く分析してまいります。 次に、農業の振興について申し上げます。 農業・農村を取り巻く環境は、TPP11及び日欧EPAの進展に代表されるグローバル化と農業従事者の高齢化や担い手不足、人口減少による集落機能の低下、国内市場の縮小の懸念や消費者ニーズの多様化など、さまざまな課題への対応に迫られています。このような状況の中、本町農業の持続的発展を図るため、国が進める農業構造改革を見据えながら、第7次厚真町農業振興計画のもと、関係機関の力を結集して総合的な農業政策を展開してまいります。 担い手対策では、今後も農業者の高齢化などにより農家戸数は減少を続けると推測しており、新規参入者や農業後継者の育成・確保が急務でありますので、厚真町担い手育成夢基金により、引き続き担い手の育成・支援を講じてまいります。新規就農希望者の受け入れについては、地域おこし協力隊制度を活用しながら、
担い手研修農場を中心とした農業担い手育成センターを設置し、研修生の募集から農業研修、就農先農地や住宅の確保など、厚真町新農業者育成協議会など関係機関と連携しながら、新規就農支援を総合的に展開してまいります。 経営強化についてですが、国営農業用水再編対策事業や道営ほ場整備事業の進捗にあわせて、経営規模の拡大や農地の集約・集積が進んでいます。今後とも、事業進捗に必要な予算の確保に努めながら、人・農地プランや農地中間管理機構などの制度を活用して、農地の流動化と高度利用を図るとともに、農業委員会と連携して、農業生産法人の設立支援など、農業経営の体質強化に取り組んでまいります。 半世紀近くにわたる米の生産調整は、平成30年産米から廃止となり、米政策は大きな転換期を迎えます。近年は、北海道米の需要が高まっており、今後も行政、集荷業者、生産者が一体となったオール北海道体制による高品質米の安定生産を堅持してまいります。具体的な取り組みとしては、国の生産数量目標にかわる全土及び地域別の生産の目安を導入し、引き続き需要に応じた生産・販売を推進するとともに、JAとまこまい広域と連携して国の水田活用の直接支払交付金などを活用し、産地としての取り組みを強化してまいります。 生産性の向上に向けては、土壌診断や農業機械のICT化、水稲の直播栽培への支援など、引き続き新技術導入や生産力強化に取り組んでまいります。栽培面積日本一を誇るハスカップについては、本年1月の青果物集出荷予冷貯蔵施設の完成を機会として、厚真産ブランドをさらに成長させるため、生産・加工・PR・販路拡大に至る官民連携の取り組みを一層強化してまいります。 次に、畜産の振興について申し上げます。 畜産の振興については、引き続き酪農経営安定対策事業や和牛経営安定対策事業を推進し、生産基盤の強化と経営の安定を図ってまいります。家畜の防疫対策については、今後も関係機関と連携し、情報収集や定期巡回の実施など、適正な飼養管理に努めてまいります。 次に、農業農村整備事業について申し上げます。 道営ほ場整備事業については、継続地区の東和及び豊沢地区で換地精算、豊共第1、豊共第2、幌内富里及び1区下流の各地区で整備工事、新たに1区上流地区の基本設計に着手し、合計7地区の事業実施を予定しています。 また、次期採択を目指す幌内沢地区は、計画樹立の手続を開始するとともに、上鹿沼第1地区については、引き続き計画樹立に向けて地元や関係機関との調整に取り組んでまいります。 国営農業用水再編対策事業は、31年度の完成に向けて、幹線の厚幌導水路工事が重点的に進められ、厚幌導水路と各支線用水路の接続工事が完了した区間では、試験通水が予定されています。今後も、厚幌ダムの供用開始におくれることなく、早期に安定的な農業用水が供給されるよう、事業の円滑な実施を強く国に働きかけてまいります。 次に、林業の振興について申し上げます。 民有林の整備のうち、特に人工林では、環境の保全に留意しながら資源の循環利用を進めることが重要です。そのため、皆伐後の人工造林や育林に係る費用など森林所有者の経済的な負担を軽減するため、引き続き国や北海道の補助制度を活用するとともに町単独事業を実施し、所有者の計画的施業を支援してまいります。 町有林では、管理計画に基づいた適切な施業を実施し、地域林業の活性化と雇用の場の確保に努めてまいります。新町、豊沢、宇隆地区環境保全林については、利用者にとってより魅力的な空間となるよう、新規の散策路の設置やきめ細かな維持管理を実施し、あわせて間伐などの森林整備を進めてまいります。 また、本年度から本格的に始まる森林台帳の整備や森林環境税に対応した事業の準備を進めるため、国の地域林政アドバイザー制度を活用し、体制強化に努めてまいります。 次に、野生鳥獣対策について申し上げます。 エゾシカやアライグマなどによる被害は、依然として深刻な状況であることから、駆除対策などに加え、地元有害鳥獣駆除協力団体と連携しながら、効率的な捕獲方法や有効な処理方法について協議を進めてまいります。 また、近年増加するヒグマへの対策として、専門家を招いて、住民を対象とした研修会を開催し、ヒグマへの理解と安全対策について普及啓発を図ってまいります。 次に、水産業の振興について申し上げます。 昨年は、秋サケ漁が一昨年に引き続き記録的な不漁となった一方、シシャモ漁は、豊漁だった一昨年とほぼ同量の水揚げとなり、ホッキ貝も比較的資源量が安定し、漁獲量・取扱額とともに良好に推移しました。マツカワは、昨年、種苗の大量死が発生し、通常年の約1割程度の放流となりましたが、本年は、平年並みの放流を予定しています。今後も、シシャモふ化事業による資源確保やマツカワの種苗生産を支援するなど、資源管理型漁業の積極的な推進により、漁業経営の安定強化を図ってまいります。 次に、商工業の振興について申し上げます。 昨年導入したIC型ポイントカードの効果もあり、域内消費動向の改善に期待していますが、一方で、厚幌ダム建設工事が一段落し、商工業者の関連物資などの取り扱いは大きく減少しています。本年度も、引き続き商工業者の経営体力を強化するため、商工会の経営指導体制の確保や利子補給などの金融対策を講ずるとともに、商工業振興事業により積極的に経営拡大、経営改善を図る商工業者を支援してまいります。 また、買い物弱者対策として、見守り機能をあわせた移動販売事業を引き続き実施し、高齢者が地域で安心して生活できるよう、暮らしの安心をサポートしてまいります。 次に、起業・新分野への進出と6次産業化への支援について申し上げます。 町内では、地域おこし協力隊の積極的な受け入れやローカルベンチャースクールの開催、起業家支援事業の取り組みにより、事業規模は大きくないものの、新しい事業が立ち上がり始めており、地域経済の新たな芽吹きが感じられます。本年度も、ローカルベンチャースクールによる起業家の育成や事業者向け研修会の開催など、時代に向けた人材育成を強化してまいります。 また、現行の起業家支援事業に加え、起業家や既存事業者による新規事業への挑戦を初め、ビジネスチャンスの拡大をさらに後押しするため、新たな重点支援プロジェクトを実施し、地域での新規雇用創出や売上規模の拡大などを促進してまいります。 また、本町でのソーシャルビジネスの展開を目指し設立される地域商社と連携し、ふるさと納税額の拡大や新商品の開発、厚真産品の販路開拓などの取り組みを進めてまいります。 次に、企業誘致の推進について申し上げます。 テレワークの推進は、働き方改革の一つとして、政府において積極的に推奨されています。テレワークを活用したフレキシブルな働き方は、地方への人の流れと地元雇用を生み出し、今後ますます魅力を増していくことが予想されます。本年度は、お試しサテライトオフィスと昨年度整備したシェアサテライトオフィスを積極的に活用し、本町においてのテレワークを促進し、企業誘致や地元雇用など、本町への人の流れを創出してまいります。 次に、雇用機会の確保について申し上げます。 全国的に有効求人倍率が高水準で推移しているものの、雇用情勢は都市部と地方の間で格差があり、本町においても、若者の雇用環境としては多様性や選択の機会において必要十分とは言えない状況にあります。このため、引き続きハローワーク、町内企業及び苫東企業などとの連携を強化し、種々の情報提供や選択の機会確保に取り組み、離職者、新卒者及びUIターン希望者の移住・定住に必要な雇用環境を整えてまいります。 次に、観光・交流の推進について申し上げます。 本町では、豊かな自然と農業を生かした体験型観光を中心に、都市部との交流を推進していますが、本年度は観光協会の法人化と、旅行業登録により観光協会みずからが地域資源を生かしたツアーを企画・販売できる体制といたします。また、本年6月施行の住宅宿泊事業法により、個人住宅での宿泊サービスの提供が可能となり、本町の観光・交流事業に新たな展開が期待されています。これらのことを踏まえ、子どもグリーン・ツーリズム事業の開催を初め、年々需要が高まる修学旅行生の受け入れ態勢の強化や、大学生などの農業インターンシップの可能性についての調査を進め、将来の“厚真ファン”の拡大を図ってまいります。 また、国の地域力創造アドバイザー制度の活用により、地域固有の資源の発掘・活用・ブランド化などによる着地型観光の基盤づくりを進めてまいります。 祭り・イベントでは、従来のイベントに加え、昨年度から新しい秋のイベントとして「あつマルシェ」がスタートしました。本年度も、これらのイベントを支援し、交流人口の拡大に努めてまいります。 交流促進施設こぶしの湯あつまについては、引き続きあつまスタンプ会が指定管理者として施設の管理・運営を行うこととなりましたので、効率的な運営とお客様満足度の向上が図られるよう、積極的な意見交換と指導・監督を徹底してまいります。 本年度、フォーラムビレッジに移築再生する古民家については、本町の新たな観光・交流の場となる農家民宿・農家レストランとして活用する予定でありますので、オープンに向けて整備を進めてまいります。 次に、都市計画の推進について申し上げます。 本町では、社会情勢に対応したまちづくりを推進するため、都市計画マスタープランの改定作業を進めています。また、上位計画である苫小牧圏都市計画区域マスタープランについても、平成31年度をめどに北海道で見直し作業が進められており、都市計画区域のあり方などを含め、整合性を図ってまいります。 また、都市計画法に基づく開発行為の許可等に関する事務について、本年度、北海道から権限移譲を受けることとしましたので、専門窓口の設置、審査期間の短縮など、公正で迅速な事務処理に努めてまいります。 次に、道路・河川の整備について申し上げます。 道路は、町民の日常生活や地域の経済活動に欠かすことのできない最も基礎的で身近な社会資本でありますので、安全で快適な道路網の構築に向け、引き続き計画的に町道整備を進めてまいります。 町道では、新町フォーラム線の道路改良工事や富野浜厚真線の舗装工事など10路線の整備を計画しており、橋梁長寿命化工事では、新たに共栄橋を施工してまいります。北海道が管理する道路及び河川の整備については、上幌内早来停車場線では幌内橋付近の道路改良工事、厚真浜厚真停車場線では上厚真市街地交差点側の改良工事と厚真インターチェンジ側の流末排水を含む改良工事が予定されています。厚真川では、幌内マッカウス沢川との合流点より厚幌ダムに向かって河道掘削工事と築堤工事、入鹿別川ではJR橋の整備工事が予定されています。北海道の財政状況が厳しい中ではありますが、いずれも重要な路線であり河川でありますので、今後とも必要な予算確保に全力を挙げてまいります。 次に、厚幌ダム建設事業の進捗状況について申し上げます。 厚幌ダムは、昨年10月から試験湛水が開始され、本年度、道道などのつけかえ道路の舗装工事と管理棟周辺の整備が行われ、試験湛水終了後には完成式も予定されており、いよいよ事業完了を迎えることとなります。関連事業の
国営農業用水の試験通水や統合簡易水道の供用開始など、本町にとってビッグイベントがめじろ押しでありますが、まずは工期内完成に向け、関連事業との調整に最大限の配慮をしてまいります。 次に、公園・緑地の整備について申し上げます。 公園は多くの住民が集う交流の場であり、安全・安心に利用できるよう、引き続き公園の整備や適正な維持管理に努めてまいります。上厚真中央公園整備工事では、多目的イベント広場や親水池、遊具施設などを整備してまいります。また、厚幌ダムは、観光資源としても大きな期待が寄せられていますので、地元自治会の幌内活性化委員会や北海道との協議、検討結果を踏まえ、ダム周辺の環境整備に着手してまいります。本年度は、当該委員会の要望を考慮し、幌内マナビィハウス前広場や道道隣接地の展望台を整備してまいります。 次に、地域公共交通の充実について申し上げます。 北海道運輸交通審議会は、本年2月、JRが単独では維持困難とした線区について、北海道の将来を見据えた鉄道網のあり方を示しました。今後、直ちに公的支援に向けた方向性が協議される予定となっていますが、本町に大きな影響があるJR室蘭線沼ノ端・岩見沢間とJR日高線苫小牧・鵡川間について、いずれも路線の維持に努めていくことが必要と示されました。今後、沿線自治体に対し、より具体的な対応が求められることも予想されますので、引き続き東胆振1市4町で緊密に連携・協調していくとともに、関係する他の自治体とも情報共有し、存続に向け最善を尽くしてまいります。 循環福祉バス「めぐるくん」については、今後も安全かつ安定的な運行に努めるとともに、生活路線バスについては、町内外と結ぶ重要な交通手段でありますので、引き続き、バス事業者に対し必要な支援を行ってまいります。 土曜・日曜祝祭日のタクシー運行についても、タクシー事業者の支援を継続し、地域公共交通の空白日が生じないよう配慮してまいります。 次に、環境保全の推進について申し上げます。 高丘地区の大型開発跡地については、昨年試験植栽したハスカップの育成管理を進めるとともに、新規就農者など新たなハスカップ生産の担い手育成の一助となるよう、必要な体制づくりを進めてまいります。 また、防災や環境保全については、今後も地元自治会など関係団体と協議しながら、必要な措置を講じてまいります。 ごみの減量化対策については、分別収集が浸透し、町独自で実施している小型家電機器・繊維などのリサイクルも順調に利用が進んでいます。今後も、リデュース・リユース・リサイクルの徹底により、ごみの減量化と資源化に取り組んでまいります。また、ごみの不法投棄防止に向けた巡回監視や啓発活動を強化するとともに、自治会や各種団体などと連携し、環境美化活動の充実、環境負荷の低減などに引き続き取り組んでまいります。 本年度、新たに厚真町環境対策町民会議の場などを活用し、国が推進する持続的な開発目標(SDGs)の一つである循環型社会の形成について議論を深めてまいります。 次に、建築・住宅について申し上げます。 民間住宅については、引き続き地震から生命と財産を守る住宅の耐震化及び省エネルギー化改修のほか、再生可能エネルギー設備の設置などを促進してまいります。 空き家等対策では、厚真町空家等対策計画に基づき、建物の適切な維持管理に関する情報提供や助言、空き家に関するデータベース整備、利活用の支援など、総合的な空き家対策を推進してまいります。特に、昨年度、市街化調整区域などを対象として創設した空き家等利活用資金制度の広報に努め、新規就農者向けの住宅確保など、地域資源の再生を推進してまいります。 公営住宅については、長寿命化計画に基づき計画的に改修を進めており、本年度は上厚真新団地6号棟の外装改修工事を実施してまいります。なお、昨年度建設した
子育て支援住宅については3月からの入居開始を、また、高齢者共同福祉住宅については、4月からの入居開始を予定しています。 また、移住・定住対策に資するため、引き続き民間共同住宅の建設及び改修に対し、費用の一部を助成してまいります。 次に、移住・定住の促進について申し上げます。 日本全体が人口減少時代を迎える中、本町の移住・定住などの地方創生の取り組みは、4年連続で人口の社会増を生み出し、総務省や内閣官房まち・ひと・しごと創生本部から高い評価をいただきました。また、新聞・雑誌など複数のメディアからも注目されており、本町は、さまざまな世代から支持される町として着実に認知されつつあります。この流れをより確かなものとするため、本年度も引き続き大都市圏でのプロモーション活動などを展開するとともに、空き家住宅のリフォーム及びマイホーム建設に対し支援を継続してまいります。 特に、分譲地の販売促進については、ハウスメーカーなど民間企業との協力体制を構築し、フォーラムビレッジやかみあつまきらりタウンの魅力をより効果的に発信できるよう取り組んでまいります。 また、新たな分譲地や
子育て支援住宅用地として町有地の宅地造成並びに民有地の開発計画に着手してまいります。
子育て支援住宅の整備については、今後の建設地の選定や事業手法について再検討を進めており、本年度は、財源確保などを含めて北海道と協議を重ねてまいります。 次に、簡易水道・公共下水道について申し上げます。 統合簡易水道事業については、富里地区浄水場が完成し、本年度から供用を開始しますが、引き続き新浄水場の外構工事と既設浄水場の切りかえ工事、幌内、本郷、豊沢の各地区の配水管布設工事を実施してまいります。 既設の簡易水道関連では、富里、豊川、共栄の各地区で道営ほ場整備事業に伴う布設替え工事を、上厚真地区で道道改良工事に伴う布設替え工事を実施してまいります。 合併処理浄化槽の整備については、浄化槽市町村設置型事業により、公共下水道整備区域外の生活排水処理を推進しており、現在の水洗化率は74%と計画目標値を上回っていますが、本年度も引き続き同事業を活用し、町内水洗化率の向上を図ってまいります。 次に、交通安全・防災・防犯対策について申し上げます。 本町では、昨年9月に2件、本年2月に1件の痛ましい交通事故が発生しました。このような事態が二度と起こらないよう、交通安全対策では、引き続き高齢者による事故の防止やスピードダウンの励行、飲酒運転の撲滅など、関係機関・団体と協力して交通安全運動に危機感を持って取り組んでまいります。 防災対策では、減災知識の普及と職員の災害対応能力の向上や小・中学校での防災教育、自主防災組織の設立に向けた取り組みを進めていくほか、新たに見直しを行った厚真町災害時備蓄計画に基づき、備蓄品の整備、地区ごとの特性に応じた避難計画の作成を推進してまいります。 また、地域防災マネジャー制度を活用し、防災に関する専門知識を持った人材を任用し、各種防災訓練などを通じて地域防災力の向上を図り、防災・減災対策に万全を期してまいります。 防犯対策では、最近の事件の傾向を考慮し、新たにこども園と小学校に防犯カメラを設置して犯罪抑止効果を検証してまいります。 次に、住民自治の推進について申し上げます。 活力に満ち、心豊かに暮らせる地域社会を実現するためには、自治会などの地域コミュニティ組織がさまざまな地域課題の解決に向け、主体的に取り組んでいくことが重要です。こうした取り組みを助長するため、自治会の運営、まちおこし、コミュニティ活動などの自主的活動を引き続き支援してまいります。 町政に対し、町民の皆さんの理解や信頼を得られるよう、広報「あつま」や公式ホームページにより情報をわかりやすく迅速に提供するとともに、パブリックコメント制度や町政懇談会などにより意見交換の場を数多く設け、住民本位の政策形成に努めてまいります。 また、第4次厚真町総合計画や厚真町まち・ひと・しごと創生長期ビジョン・総合戦略に位置づけた取り組みの実効性を確保するため、PDCAサイクルによる進行管理を行い、まちづくり委員会や行政評価外部評価委員会で評価・検証をいただきながら、住民と行政の協働のまちづくりを推進してまいります。 次に、まちの魅力発信について申し上げます。 本町が地域の活力を維持し、持続的に発展するためには、地域に対する愛着や誇りを醸成しつつ、本町の魅力や優位性を町内外へ効果的に発信し、評価・選択されることが重要です。本年度は、札幌市立大学の協力のもと、町民を対象とした情報発信スキルアップセミナーを開催し、町全体の情報発信力を強化してまいります。 また、SNSの一つであるインスタグラムを活用して、一般投稿による本町の魅力発信を促進するとともに、JRタワー札幌のビジョン広告を初め複数の媒体を利用した広告展開など、昨年度に引き続き、インパクトのある効果的なあつまプロモーションを展開してまいります。 次に、健全な行財政運営の推進について申し上げます。 歳入では、大規模償却資産を主とする町税が将来にわたって減少し続け、地方交付税などの依存財源も国家財政の厳しさを反映して漸減すると推測していることから、市街地周辺の町有地や建物などの遊休資産の処分を検討し、基金造成など自主財源の確保を図ってまいります。 一方、歳出では、
国営農業用水再編対策事業、道営ほ場整備事業、統合簡易水道事業などの大型事業の償還が順次発生し、今後も厳しい財政運営が予想されるため、引き続き財政改革を推進し、より一層のコスト削減と効率的な行政運営に努めてまいります。 今後の各種公共施設の維持、改修、統合などについては、公共施設等総合管理計画をもとに公共施設の適正管理に努め、財政負担の平準化や軽減を図ってまいります。特に、庁舎周辺の公共施設整備については、昨年度策定した当該基本構想をもとに、本年度は事業規模や事業期間並びに公共施設等適正管理推進事業債などの国の財政支援措置を踏まえた償還圧力など、さらに詳細な庁舎及び周辺施設整備の基本計画を策定してまいります。 個人番号カードについては、個人情報保護の観点から取り扱いに慎重を期することを踏まえた上で、
行政サービスへの活用に向け、調査研究をしてまいります。 また、地方分権が進む中、時代の要請に応え、町民の信頼に応えるためには職員資質のさらなる向上が急務でありますので、各種研修への参加を初め、職員の意識改革、能力開発に引き続き取り組んでまいります。 以上、平成30年度の町政執行に対する私の基本的な考え方と主な施策について、その概要を申し上げました。 本町を含む蝦夷地を踏査した幕末の探検家、松浦武四郎翁は、明治2年、「北」に加えるの「加」、伊賀の「伊」と「道」の4つを連ねた「北加伊道」を含む6つの名前を候補とする意見書を明治政府に提案し、翌8月に太政官布告によって現在の「北海道」と命名されました。命名の基礎となった「カイ」という言葉には、“この地で生まれたもの”というアイヌの古老の教えがあったとも伝えられています。 本年、北海道150年を迎えるに当たり、私たちは、「厚真町で生まれ育ち、あるいは厚真町でともに暮らすもの」として、先人の努力を受け継ぎ、磨き上げ、時代につなぐ責務を有しています。今後とも、町民の皆さんとともに、常に挑戦者の気概を持ってまちづくりに取り組み、「人を育て・人を残し・豊かな森と海、輝く田園を次世代へ」を普遍的なテーマとして、職員と一丸となって厚真町の持続的発展に努力してまいります。 結びに、町民の皆さん並びに町議会の皆さんのご理解とご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げ、私の町政執行に対する所信といたします。ありがとうございました。
○議長(渡部孝樹君) ここで休憩といたします。再開を11時といたします。
△休憩 午前10時37分
△再開 午前11時00分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 予算説明に入ります。 町長。 〔町長 宮坂尚市朗君 登壇〕
◎町長(宮坂尚市朗君) 今議会に提案いたしました平成30年度の各会計予算の大綱についてご説明申し上げます。 平成30年度の各会計予算は、一般会計59億6,600万円、国民健康保険事業特別会計5億6,150万円、後期高齢者
医療特別会計8,420万円、介護保険事業特別会計5億6,190万円、簡易水道事業特別会計7億2,000万円、公共下水道事業特別会計2億20万円で、予算の総額は80億9,560万円であります。 初めに、一般会計についてですが、歳入は、町税15億2,569万5,000円、地方交付税17億1,700万円、国・道支出金9億263万8,000円、町債5億8,030万円、その他地方譲与税・地方特例交付金・使用料・繰入金・諸収入など合わせ、総額は59億6,600万円で、対前年度比9.1%の減となっています。 歳入のうち、対前年度との主な増減を申し上げますと、町税では、固定資産税などの減により1.0%の減、地方交付税では同じく1.5%の減、国庫支出金では、農林水産業費補助金や土木費補助金の減などで42.6%の減、道支出金につきましては、総務費補助金などの減により4.1%の減、寄附金については、「頑張る ふるさと厚真応援寄附金」、企業版「頑張る ふるさと厚真応援寄附金」と合わせ24.9%の増、繰入金については、ふるさと応援基金、地域振興基金などで115.0%の増、町債では、農業債、土木債の減などで46.6%の減となっております。 次に、歳出について申し上げます。 議会費では、議会運営に要する経費として5,299万3,000円を計上、総務費では、庁中管理、企画費、地域情報費、定住化促進対策、交通安全対策経費などの総務管理費と徴税費、戸籍住民基本台帳費、選挙費などを合わせて5億3,459万4,000円を計上、民生費につきましては、社会福祉総務、障害者福祉、老人福祉、
医療給付などの社会福祉費と児童手当、こども園の運営などの児童福祉費を合わせて9億4,738万8,000円を計上、衛生費につきましては、予防、保健指導、環境衛生、総合ケアセンター経費などを合わせて2億8,958万6,000円を計上、労働費につきましては、失業対策費や労働諸費を合わせて3,065万6,000円を計上、農林水産業費につきましては、農業委員会費、農業農村振興、畜産業、農業開発、交流促進施設経費などの農業費と林業振興、町有林管理の林業費に水産業費を合わせて5億8,225万5,000円を計上、商工費につきましては、商工費、観光費、地域活性化推進費を合わせて2億2,021万5,000円を計上、土木費につきましては、土木管理費と道路維持、道路新設改良、橋梁新設改良などの道路橋梁費及び河川維持、ダム対策費などの河川費並びに住宅管理、住宅建設などの住宅費と公園費、宅地整備費などの都市計画費を合わせて9億5,056万1,000円を計上、消防費につきましては、
胆振東部消防組合負担金を計上している消防費と災害対策費を合わせて3億2,260万2,000円を計上、教育費につきましては、教育委員会経費などの教育総務費と小・中学校の管理及び教育振興経費、文化財保護、厚南会館、青少年センター、創作館運営経費などの社会教育費と体育振興や体育施設、学校給食センター運営費などを合わせて5億4,083万4,000円を計上、ほかに、地方債の元利償還金である公債費、職員の給与費、予備費を合わせて、平成30年度の一般会計の歳出予算の総額は59億6,600万円といたしました。 次に、国民健康保険事業特別会計について申し上げます。 本事業は、平成30年度より財政運営母体を北海道に移行し、運営することとなりましたので、平成30年度における保険給付費は、前年度の当初予算に比べ13.6%の減額と見込み、歳入歳出予算総額は5億6,150万円を計上、財源のうち、北海道への納付金などをもとに算定した一般被保険者、退職者被保険者の保険料は1億5,953万3,000円と見込んでおります。 次に、後期高齢者
医療特別会計について申し上げます。 本会計は、北海道を1つとした広域連合で運営される後期高齢者
医療保険の本町被保険者の保険料を扱うための特別会計でありますが、平成30年度における歳入歳出予算総額は8,420万円を計上、歳入の主なものは被保険者の保険料と保険基盤安定繰入金としての一般会計繰入金であります。 次に、介護保険事業特別会計について申し上げます。 平成30年度における保険事業勘定の歳入歳出予算総額は5億3,560万円を計上、これに要する財源のうち、第1号被保険者の保険料は9,930万5,000円と見込んでおります。介護サービス事業勘定につきましては、歳入歳出予算総額として2,630万円を計上、これに要する財源のうち、介護給付費収入などのサービス収入は251万4,000円と見込んでいます。 次に、簡易水道事業特別会計について申し上げます。 平成30年度の主な事業は、統合簡易水道事業や上厚真地区ほか3地区の配水管布設替事業などでありますが、職員給与、浄水場の管理など、総務費で1億72万3,000円、施設の維持費、建設改良費など施設費で5億1,614万4,000円、ほかに公債費、予備費を合わせて、歳出予算の総額は7億2,000万円を計上、これに要する財源のうち、使用料及び手数料は1億1,777万6,000円と見込みました。 最後に、公共下水道事業特別会計について申し上げます。 平成30年度は、職員給与など総務費で2,423万5,000円、下水道施設管理費、浄化槽整備費、浄化槽管理費、建設改良費など施設費で1億514万3,000円、ほかに公債費、予備費を合わせて、歳出予算の総額は2億200万円を計上、これに要する財源のうち、使用料及び手数料は4,974万4,000円、受益者負担金及び分担金は330万円と見込みました。 以上、平成30年度の各会計予算についてご説明申し上げました。
○議長(渡部孝樹君) ここで暫時休憩といたします。
△休憩 午前11時08分
△再開 午前11時08分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△
教育行政執行方針
○議長(渡部孝樹君) 日程第7、
教育行政執行方針に入ります。 教育長。 〔教育長 遠藤秀明君 登壇〕
◎教育長(遠藤秀明君) 平成30年第1回
厚真町議会定例会の開会に当たり、教育委員会の所管行政の執行に関する主な方針について申し上げます。 近年、グローバル化は私たちの社会に多様性をもたらし、また、急速な情報化や技術革新など社会的変化の影響が、身近な生活も含め、社会のあらゆる領域に及んでいます。こうした中、子供たちの成長を支える教育のあり方を初め、地域や人間同士のつながりが次第に希薄になってきている私たち大人社会の歩むべき姿が改めて問われています。 次期学習指導要領では、社会に開かれた教育課程の実現を目指しています。それは、子供たちが社会や世界とのかかわりの中で豊かに学び、よりよい社会や人生をつくり出す力を学校と社会が連携する教育課程づくりの理念であります。こうした理念のもと、学校や教育関係者だけでなく、家庭や地域の人々とともに子供たちを育てていくという視点に立ち、目指す子供の姿を共有し、さまざまな地域の人材等との連携を通じ、社会全体で協働的に子供の成長にかかわっていくことが求められております。 教育委員会といたしましては、「ふるさとを愛し 未来に向かって たくましく生きる人材の育成」を基本理念に、社会の変化に適切に対応し、たくましく生き抜く子供と地域人材の育成を目指し、各分野の施策を推進してまいります。 以下、平成30年度の重点的な事項について申し上げます。 初めに、学校教育の推進について申し上げます。 第1に、「子どもの可能性を引き出し、才能や個性を伸ばす教育の推進」について申し上げます。 本町の児童・生徒の学力は、基礎的・基本的な知識・技能の着実な定着と学習に向き合う意欲の向上が図られてきていると考えられますが、主体的な思考力や表現力など、問題を解決するための応用力や発展的な学力がさらに求められています。本年度も、厚真町学力向上推進委員会を中心にして、学習にかかわる児童・生徒への質問紙調査の経年変化等の分析を行い、学習課題や指導課題の改善に努めながら、義務教育9年間をつなぐ系統性の高い授業づくりを目指すとともに、児童・生徒がみずから進んで学習に取り組もうとする学習意欲の向上に努めてまいります。 また、学校と社会との接続を意識し、児童・生徒一人一人に社会的・職業的自立に向けた資質や能力を育てるため、可能な限り本物を実感できる機会をふやし、地域の産業や働くことについて学ぶ
キャリア教育を支援してまいります。 教育におけるICTの活用では、ICT機器の計画的な整備・導入、ICTを用いた指導に関する教員研修を本年度も引き続き実施してまいります。 また、特別支援教育では、小学校において特別支援教育支援員を2人増の7人体制、中学校においては1人増の2人体制とし、個に応じた適切な教育環境の提供に努めてまいります。 第2に、「英語を活用し
グローバル社会に生きる子どもの育成」について申し上げます。 昨年11月に、文部科学省教育課程特例校指定校としての英語教育研究大会を厚真中央小学校を会場に開催し、本町のこれまでの英語教育の取り組みを町内外に発信し、多くの教育関係者の皆さんから評価と今後の英語教育の推進に向けたご意見をいただきました。教育委員会では、本年度も厚真町英語教育推進委員会を中心に、小学校1年生から外国語活動の充実と、小学校5年生から中学校3年生までにつながるコミュニケーション科の活動、イングリッシュ・デイキャンプやイングリッシュ・トライアル、厚真プロジェクト学習など、多様なコミュニケーション機会の確保と充実、次期学習指導要領を見据えたカリキュラムづくりや指導の改善を図りながら、児童・生徒のコミュニケーション能力の育成に努めるとともに、小学生と中学生の英語能力判定テストの継続実施と中学生の英語検定を積極的に奨励してまいります。 また、英語を活用できる児童・生徒の育成の成果の検証や今後の本町の英語教育の一層の推進につなげていくために、本年度から平成32年度までの3年間、中学校2年生と3年生を対象に、手上げ方式によるオーストラリアへの海外派遣研修事業を実施いたします。 第3に、「豊かな心の力を育む子どもの育成」について申し上げます。 豊かな心を育む道徳教育の推進では、子供たちに基本的な生活習慣を身につけさせるとともに、規範意識を高め、みずからを律しつつ、他者とともによりよく生きるための豊かな人間性を育む道徳教育を初め、地域の人材や自然、歴史・風土、伝統・文化など多様な教育資源の活用を図り、発達段階に応じた感性豊かな心を育ててまいります。 いじめの防止については、これまで各学校や関係者の皆さんの熱心な取り組みによって、いじめにまつわる大きな問題の発生はございませんが、いじめはどの子にも起こり得るもの、誰もが被害者にも、加害者にもなり得るものとして、学校の重点課題として位置づけ、本年度もアンケート調査や子ども理解支援ツール「ほっと」などを活用して、いじめの早期発見、早期解消と問題行動の防止に努めてまいります。 また、児童・生徒みずからがいじめの未然防止と情報メディア利用のあり方などをテーマに、児童会や生徒会活動の中で取り組み、いじめ防止集会やあいさつ運動などを展開しており、こうした子供たちの自主的な取り組みを支えながら楽しい学校づくりに生かすとともに、厚真町いじめ問題対策連絡協議会と連携を図って、いじめ防止の施策の充実に取り組んでまいります。 さらに、児童・生徒の読書への関心や意欲を高めるために、本年度も学校図書室の巡回整備を継続するとともに、朝読書や移動図書の活用、読み聞かせボランティアとの連携・協力などにより、本に親しむ環境づくりの充実に努めてまいります。 第4に、「健やかな体を育む子どもの育成」について申し上げます。 児童・生徒の体力については、本年度も休み時間の遊びの奨励や部活動の活用を継続するとともに、学校活動や日常生活全体を通して体力向上が図られる環境づくりと指導方法の確立に取り組んでまいります。 あわせて、保健指導の徹底と健康管理、疾病等の予防という観点から、望ましい生活習慣の確立や健康教育を推進してまいります。 学校給食については、本年度も地元産食材を中心に献立した「厚真の日」を夏から秋の毎月1回の給食に設定するなど、ふるさとで産出される食材等の学習に結びつけるほか、食物アレルギー対応給食の事故防止と緊急時の迅速な対応に向けた教職員研修会を実施し、安全で安心、安定したおいしい学校給食の提供に万全を期してまいります。 昨年10月に改定しました学校給食費については、次期消費税の引き上げ等の時期を見据え、賄い材料費の動向を注視しながら、学校給食費の適正化を図ってまいります。 また、厨房機器は、これまでと同様に、計画的な機器類の更新を図り、学校給食の安定した提供に努めてまいります。 第5に、「ふるさとの良さを理解し、厚真を愛する子どもの育成」について申し上げます。 ふるさと教育の推進では、生まれ育ったふるさとに理解と誇りが持てるよう、社会科における身近な地域の学習や総合的な学習の時間における体験的な学習など、地域学校協働本部などと連携しながら、町の自然・歴史・文化に触れる学習活動を支援するとともに、小学校社会科副読本を活用し、地域学習の充実に努めてまいります。 第6に、「質の高い教育を支える教育環境の確保」について申し上げます。 小・中学校間の連携・接続の推進については、英語教育や学力向上などを中心に、小・中学校の接続を見据えての連携した教育活動を展開してまいりましたが、本年度で文部科学省から指定を受けている教育課程の特例措置が終了し、来年度以降も、これまでの特色ある教育課程を生かし、本町の子供たちの知・徳・体のバランスのとれた成長をさらに推進していくためには、新たに小中一貫教育としての環境整備が有効と考えられることから、本年度は、来年度からの小中一貫教育への一部移行を踏まえ、義務教育9年間で目指す子供たちの姿を小学校、中学校が共有し、系統的なカリキュラムを編成するなど、小中一貫教育の導入に向けた組織のあり方や取り組みなどを関係者の皆さんと協議、検討してまいります。 また、開かれた学校づくりの推進では、学校と家庭、地域が目標を共有し、一体となった教育環境づくりが求められています。 昨年12月には、学校や保護者、地域の皆さんの理解と参画を得て、厚真中央小学校と厚真中学校、上厚真小学校と厚南中学校の校区を1つにした中央地区学校運営協議会と厚南地区学校運営協議会が設立されましたので、協議会の機能を生かし、学校協働本部活動を初め、地域の企業や団体、組織などの参画によるあつまるネットの協力をいただきながら、義務教育9年間を見通し、学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、熟議を行いながら、子供たちの豊かな成長を支えていく地域とともにある学校づくりに努めてまいります。 教職員の資質能力の向上では、社会の変化が進む中で、児童・生徒には主体的・協働的な学びなど、知識を活用する力の育成が求められています。教職員の自主的な研究組織である厚真町教育研究会の活動を支援するとともに、秋田県の授業指導に直接学ぶ教員派遣などを本年度も引き続き行い、児童・生徒の学習意欲や能力を引き出し、他者と協調する力、物事と向き合う実践力の育成につなげてまいります。 子供たちの安全・安心の確保については、学校と地域が連携し、地域全体で子供たちを見守る体制づくりを進めてまいります。昨年9月には、町内の通学路の安全対策を推進するため、交通安全、道路管理、学校、教育行政等の関係機関で組織する厚真町通学路安全推進会議を設置して、通学路安全プログラムを作成したところであります。今後も、定期的な通学路の点検、対策等、安全確保のための検証サイクルを推進してまいります。 さらに、防災教育や交通安全教育、防犯教育を初め、学校安全マップの整備を通して、児童・生徒の安全確保と危機対応能力及び教職員の危機管理能力の向上に努めてまいります。 また、教育環境の整備では、昭和38年に建築した厚真中央小学校の水泳プールについては、本年度と来年度の2年間で改修工事を行い、昭和45年に建築した上厚真小学校の水泳プールについては、来年度の移転・新設のための設計等を行い、子供たちの体力づくりを図ります。 また、スクールバスの運行については、直営4路線、委託4路線となっておりますが、本年度は、老朽化が進むバス1台の更新を図って、安全運行に努めてまいります。
北海道厚真高等学校の教育支援については、本年1月末に平成30年度公立高校入学者選抜の出願状況が発表されましたが、出願者26人で、定員に対し0.7倍となり、前年同期を0.5ポイント下回る結果となっております。北海道教育委員会では、昨年度、これからの高校づくりに関する指針を策定し、これまでの「地域キャンパス校」を「地域連携特例校」として名称を改め、地域との連携、地域の特色を生かした教育活動に大きな期待を寄せているところでもあり、今後も、厚真高等学校や
厚真高等学校教育振興会と連携して、生徒の確保につながる魅力と特色ある高校づくりを支援してまいります。 続いて、社会教育の推進についてであります。 第1に、「社会全体の教育力の向上」について申し上げます。 教育の出発点でもある家庭の教育力の向上についてですが、平成27年度から3年間取り組んできた「学習・生活・運動習慣」向上運動では、それぞれの習慣の向上に対する意識が広がりつつあり、一定の成果を上げることができました。さらに、携帯電話やスマートフォンの所持率の抑制、家庭におけるルールづくりの広がり、ノーゲームデーに対する子供たちの意識的な取り組みなどの成果を上げることもできました。しかし、電子メディアやゲーム機などの長時間利用は子供たちの生活習慣に大きな影響を与えるものであり、引き続き、適切な利用に向けた啓発が必要です。本年度は、こうした状況を踏まえ、「学習・生活・運動習慣」向上運動の後継事業として、電子メディアとのかかわりに焦点化し、子供たちが発達段階に応じた自己コントロール力を身につけ、望ましい生活習慣が定着できるよう、「厚真町アウトメディア運動」を展開いたします。あわせて、本年度も子ども情報モラル教室、家庭教育セミナー、PTA活動など、子育て等に関する情報提供や学習の機会の充実を図ってまいります。 子供たちの居場所の充実では、
放課後児童クラブの利用対象児童の拡大や適正規模に応じたクラブの分割など、効率的な運営を目指して取り組んでおりますが、本年度も放課後子ども教室活動との連携を深めて、子供たちの居場所と多様な経験や体験、異学年交流の充実に努めてまいります。 また、
厚真放課後児童クラブの運営拠点である
厚真地区児童会館は、老朽化が進み、狭隘でもあることから、本年度、
厚真中央小学校隣接地への建設に向け、現在、実施設計を進めており、建設費については、準備が整い次第、補正予算を上程し、平成31年度の供用開始を目指してまいります。 また、周辺の自然環境を児童の放課後活動に最大限生かすため、保護者の皆さんを初め、住民の手による冒険の杜づくりを計画してまいります。 さらに、子供たちを不審者などの危険や非行から守るため、引き続き地域を巡回するパトロールやひなんの家ののぼりの設置、地域行事の巡回活動などを青少年健全育成委員会と連携して取り組んでまいります。 第2に、「生涯学習社会づくりの推進」について申し上げます。 生涯を通じた多様な学習活動の推進については、本年度も出前講座の開催や親子の自然体験の実施など、町民の学習ニーズに沿った生涯学習活動の充実を図り、地域の中に子供や若者を核とした新たな交流機会を創出し、地域における学びのネットワークづくりを推進してまいります。 読書活動は、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠かすことのできないものです。そのため、図書フェスティバルなど読書に親しむ機会を通じて読書活動を推進するとともに、図書ボランティア団体との連携による読み聞かせ活動や魅力ある図書室、図書サービスの提供に努め、町民の読書活動の充実を図ってまいります。 また、青少年センターの
プラネタリウムは、昨年度、デジタル式の機器に更新し、投影内容や学習番組の充実が図られましたので、今後も、さらに子供たちを初め、広く一般の方々に宇宙や科学への興味や関心を持つ機会を提供してまいります。 第3に、「郷土の歴史と文化財の保護・活用の推進」について申し上げます。 文化財の活用については、本年度も旧軽舞小学校を活用して、郷土資料や埋蔵文化財の公開展示を行い、歴史や文化の継承に努めてまいります。 厚幌ダム建設に伴う埋蔵文化財の発掘調査は、一昨年度で現地調査が終了し、昨年度は調査結果の整理作業と報告書の作成を行いました。本年度は、新たに1区上流地区道営ほ場整備事業に伴う発掘調査を行います。これまでの調査で、旧石器時代からアイヌ文化期までの考古資料が発見され、アイヌ文化期の資料は、特に貴重な考古資料となっていることから、文化財の保存と活用を図る施設整備のあり方や厚真町の文化財指定について、引き続き準備を進めてまいります。 また、本年は、江戸時代末期の三重県出身の探検家・松浦武四郎翁が当時の蝦夷地を北海道と命名し150年の節目を迎えたことを機に、道内各地で北海道150年を記念したさまざまな企画が実施されます。本町には、1858年に松浦武四郎翁が浜厚真から幌内に立ち寄り、その際に富里に宿泊したことが「松浦武四郎東蝦夷日誌」に記されております。こうしたことから、本町にもゆかりのある松浦武四郎翁をテーマとして、本年7月に記念講演会やパネル展示、厚真での足跡をたどるウオーキングとバスツアーを開催いたします。 第4に、「生涯スポーツの推進」について申し上げます。 スポーツの推進と健康づくりについては、昨年の集まリンピックには、17自治会、一般参加を含め、629人の参加者が体力づくりと交流を深めました。本年度は、北海道150年にちなんだ形で多くの方々に参加していただけるよう、子供から高齢者まで楽しめる競技の工夫に努めてまいります。 さらに、本年度も、子供から大人まで幅広い世代がスポーツに親しみ、みずからの競技技術の向上と体力向上、健康スポーツの拡大が図られるよう、地域スポーツや生涯スポーツの取り組みを支援し、各種スポーツ大会の開催や環境づくりに各団体と連携して取り組んでまいります。 以上、平成30年度の教育行政の執行に関する主な方針について申し上げました。 「ふるさとを愛し 未来に向かって たくましく生きる人材の育成」を目指して、本年も町民の皆さんと協働して教育行政を推進してまいりますので、町民の皆さん並びに町議会の皆さんのご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
○議長(渡部孝樹君) ここで暫時休憩といたします。
△休憩 午前11時32分
△再開 午前11時33分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△提案理由の説明
○議長(渡部孝樹君) 日程第8、新年度予算以外の議案について提案理由の説明を求めます。 町長。
◎町長(宮坂尚市朗君) 本日ご提案申し上げる案件は、議案34件、承認2件であります。 議案第1号から議案第6号までは、平成30年度の厚真町
一般会計予算案並びに国民健康保険事業特別会計ほか6つの会計予算案となっております。 議案第7号 平成29年度厚真町
一般会計補正予算(第11号)について。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,402万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ69億2,766万2,000円とするものであります。 歳出における補正の主な内容については、総務費では、町営ブロードバンド事業、地域振興基金費などの追加、民生費では、複合型地域福祉活動拠点運営事業、介護保険事業特別会計繰出金、いきいきサポートサロン整備事業などの追加、農業費では、経営体育成事業、豊沢地区道営ほ場整備事業、豊共第1地区道営ほ場整備事業、豊共第2地区道営ほ場整備事業、幌内富里地区道営ほ場整備事業の追加、教育費では、校舎維持管理事業、スポーツセンター・スタードーム管理事業などの追加、及び各課において、事業執行残の減額補正及び財源更生でございます。 この補正の財源として、分担金、国庫支出金、町債、諸収入などの特定財源で4,464万2,000円の減、一般財源で3,062万1,000円と見積もり、収支のバランスをとったところであります。 平成29年度厚真町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ4,900万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6億6,351万4,000円とするものであります。 歳出における補正の主な内容については、国庫支出金等返還金の追加、一般被保険者療養給付費及び一般被保険者高額療養費、高額
医療費拠出金、保険財政共同安定化事業拠出金などの減額であります。 議案第9号 平成29年度厚真町
介護保険事業特別会計補正予算(
保険事業勘定補正予算(第4号))について。 今回の補正は、保険事業勘定において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,212万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億4,951万6,000円とするものであります。 歳出における補正の内容は、介護サービス給付費等の追加であります。 議案第10号 平成29年度厚真町簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)について。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,648万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億6,698万9,000円とするものであります。 歳出における補正の主な内容は、簡易水道基金費の追加及び各執行残の減額であります。 議案第11号 平成29年度厚真町
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)について。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ362万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億982万3,000円とするものであります。 歳出における補正の主な内容は、浄化槽整備事業及び各執行残の減であります。 議案第12号 厚真町
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について。
医療介護総合確保推進法の成立に基づき、平成30年4月より指定居宅介護支援事業者の指定等を都道府県から市町村が実施するものとされましたので、指定居宅介護支援事業者の指定等を実施するため、人員及び運営に関する基準等を定める条例を制定しようとするものであります。 議案第13号 厚真町いきいき
サポートサロン条例の制定について。 在宅高齢者のひきこもりなどを予防し、高齢者が生きがいと希望を持って自立した生活を営むことができるよう必要な事業を行い、高齢者の介護予防と福祉の向上に資するために設置する厚真町いきいきサポートサロンの設置及び管理について規定するため、厚真町いきいき
サポートサロン条例を制定しようとするものであります。 議案第14号 厚真町
担い手研修農場条例の制定について。 新規就農希望者が農業研修を行う拠点施設である研修農場の設置及び管理について規定するため、厚真町
担い手研修農場条例を制定しようとするものであります。 議案第15号 厚真町加賀谷厚三・
明美奨学金給付条例の制定について。 厚真町加賀谷厚三・明美教育振興基金をもとに、厚真町に住所を有している者の子弟に対する学資金の一助とするため、奨学金の給付を行うため条例を制定しようとするものであります。 議案第16号 厚真町
個人情報保護条例の一部改正について。 個人情報の定義の明確化を初めとした個人情報の保護に関する法律の改正に伴い、厚真町
個人情報保護条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第17号 厚真町非常勤公職者の報酬及び
費用弁償支給条例の一部改正について。
国民健康保険条例の一部改正に伴い、国民健康保険運営協議会委員の名称に変更が生じるため、厚真町非常勤公職者の報酬及び
費用弁償支給条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第18号 厚真町税条例等の一部改正について。 軽自動車税の環境性能割の新設を初めとした地方税法の改正に伴い、厚真町税条例等の一部を改正しようとするものであります。 議案第19号 厚真町
手数料徴収条例の一部改正について。 地方自治法第252条の17の2の規定により、都市計画法に基づく開発行為の許可等に関する事務の移譲を受けることに伴い、厚真町
手数料徴収条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第20号 厚真町
国民健康保険条例の一部改正について。 平成30年度から、国民健康保険事業の財政運営母体が各自治体から都道府県へ移行することなどの制度改正に伴う国民健康保険法等の一部改正に伴い、厚真町
国民健康保険条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第21号 厚真町
介護保険条例の一部改正について。 介護保険法第117条第1項により、3年を1期とする市町村介護保険事業計画を定め、同条第3項第3号により当該期間における介護保険料について規定することとされていますので、第7期介護保険事業計画における平成30年度からの介護保険料を規定するため、厚真町
介護保険条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第22号 厚真町
指定介護予防支援事業者の指定に関し必要な事項並びに
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について。 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準の改正に伴い、厚真町
指定介護予防支援事業者の指定に関し必要な事項並びに
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第23号 厚真町墓地使用条例の一部改正について。 厚真中央霊園内に焼骨を共同で納骨する施設を設置することに伴い、厚真町墓地使用条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第24号 厚真町都市公園条例の一部改正について。 道路法施行例の一部改正に伴う厚真町道路占用料の改正に準じて、都市公園の占用料を改正するため、厚真町都市公園条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第25号 厚真町
道路占用料徴収条例の一部改正について。 道路法施行令の一部改正に伴う道路占用料の改正がありましたので、厚真町
道路占用料徴収条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第26号 厚真町普通河川及び準用河川に関する
占用料等徴収条例の一部改正について。 道路法施行令の一部改正に伴う道路占用料の改正に準じて、普通河川及び準用河川の占用料を改正するため、厚真町普通河川及び準用河川に関する
占用料等徴収条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第27号
定住自立圏形成協定の一部を変更する協定の締結について。 苫小牧市との間において、平成27年3月24日に締結した定住自立圏の形成に関する協定の取り組み内容に在宅
医療・
介護連携推進事業を追加するため、本協定の一部を変更する協定の締結について議会の議決をいただこうとするものであります。 議案第28号 東胆振3町
障害支援区分認定審査会共同設置規約の一部変更について。 議案第29号 東胆振3町
介護認定審査会共同設置規約の一部変更について。 以上2件につきましては、両認定審査会の執務場所を安平町からむかわ町へ変更するため、それぞれの規約の一部を変更しようとするものであります。 議案第30号から議案第32号 債権の放棄について。 以上3件につきましては、地方自治法第96条第1項第10号の規定により、厚真町が有する債権を放棄することについて議会の議決を求めるものであります。 議案第33号 町道路線の廃止について。 町道桜丘本線の一部について、林道専用道として整備することから、町道路線の廃止をしようとするものであります。 議案第34号 町道路線の認定について。 町道路線の廃止をする桜丘本線のうち、林道専用道として整備する区域外の当該路線4,240メーターを新たに町道に認定しようとするものであります。 承認第1号 専決処分(平成29年度厚真町
一般会計補正予算(第9号))の承認について。 除雪委託料に不足が生じたため、平成29年度厚真町
一般会計補正予算を専決したので、報告し、承認を得ようとするものであります。 承認第2号 専決処分(平成29年度厚真町
一般会計補正予算(第10号))の承認について。 除雪委託料に不足が生じたため、平成29年度厚真町
一般会計補正予算を専決したので、報告し、承認を得ようとするものであります。 以上が、本日ご提案申し上げております議案の提案理由であります。よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
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△議案第12号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第9、議案第12号 厚真町
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定を議題といたします。 本案について説明を求めます。
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(木戸知二君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第12号に対する質疑を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第12号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第12号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) 起立全員であります。 したがって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 ここで休憩といたします。再開を午後1時といたします。
△休憩 午前11時53分
△再開 午後1時00分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△議案第13号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第10、議案第13号 厚真町いきいき
サポートサロン条例の制定を議題といたします。 本案について説明を求めます。
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(木戸知二君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第13号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 下司議員。
◆(下司義之君) ここで行う事業についてなんですが、これ限定ということになるんでしょうか。多少、多目的な活用はできないのかどうかお伺いしたいんです。
○議長(渡部孝樹君)
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(木戸知二君) 今のところ、このいきいきサポートサロンで実施する事業については、いきいき
サポート事業に限定しております。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 以上で質疑を終わります。 次に、議案第13号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第13号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第13号は原案のとおり可決されました。
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△議案第14号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第11、議案第14号 厚真町
担い手研修農場条例の制定を議題といたします。 本案について説明を求めます。 産業経済課長。
◎産業経済課長[
農業委員会事務局長](西野和博君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第14号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第14号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第14号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第14号は原案のとおり可決されました。
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△議案第15号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第12、議案第15号 厚真町加賀谷厚三・
明美奨学金給付条例の制定を議題といたします。 本案について説明を求めます。 生涯学習課長。
◎生涯学習課長[
学校給食センター長](沼田和男君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第15号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第15号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第15号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第15号は原案のとおり可決されました。
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△議案第16号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第13、議案第16号 厚真町
個人情報保護条例の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。 総務課長。
◎総務課長[
選挙管理委員会書記長](青木雅人君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第16号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第16号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第16号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第16号は原案のとおり可決されました。
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△議案第17号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第14、議案第17号 厚真町非常勤公職者の報酬及び
費用弁償支給条例の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。
町民福祉課参事。
◎
町民福祉課参事(吉田良行君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第17号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第17号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第17号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第17号は原案のとおり可決されました。
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△議案第18号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第15、議案第18号 厚真町税条例等の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。 総務課参事。
◎総務課参事(高安正君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第18号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 下司議員。
◆(下司義之君) 厚真町税条例の改正ということなんでね、一遍にいろんなことを説明されるのはわかるんですけれども、やっぱり何か幾つかの項目を一遍に説明されるとわけわかんなくなっちゃいますね。ちょっとその点は今後配慮いただけないかなと思います。 ちょっと確認したいんですが、軽自動車税という言葉が途中でその種別、これ税つかないんですね、種別割という言葉に変わるんですね。ここは税がつかなくなるということですか。それと軽自動車税という言葉は15ページあたりだと、まだこれ軽自動車税という言葉使っているんですけれども、何か最後にその議案の39ページのほうでちょっと説明がありましたけれども、今後使わなくなっていくということなんでしょうか。
○議長(渡部孝樹君) 総務課参事。
◎総務課参事(高安正君) 軽自動車税は存在していくことになるんですが、今回、軽自動車税の中に環境性能割という新しい課税と、従前の軽自動車税を種別割というふうに名称のほうを改めさせていただいてございます。 この環境性能割というのは、軽自動車を取得する際にかかる税金になります。現在は自動車取得税というものがございまして、自動車を取得した際に一定の税を納める形になってございますが、これが平成31年9月をもって廃止になる予定でございます。それにかわる税制といたしまして、環境性能に応じた税率を掛けた税を課することに今回改めさせてございます。 軽自動車もそうでございますが、普通自動車も同様の環境性能割と種別割に今後改めるということになってございますので、今回は軽自動車税は町のほうで課税してございますので、そういう内容で改めさせていただきました。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 以上で質疑を終わります。 次に、議案第18号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第18号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
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△議案第19号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第16、議案第19号 厚真町
手数料徴収条例の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。
地方創生総合戦略理事。
◎
地方創生総合戦略理事[
まちづくり推進課長](中川信行君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第19号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第19号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第19号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第19号は原案のとおり可決されました。
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△議案第20号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第17、議案第20号 厚真町
国民健康保険条例の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。
町民福祉課参事。
◎
町民福祉課参事(吉田良行君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第20号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 端的に都道府県化されて国保料がどういうふうに変化するかを教えてください。
○議長(渡部孝樹君)
町民福祉課参事。
◎
町民福祉課参事(吉田良行君) 先ほどからの条例改正の中でご説明をいたしておりました保険料の算定に関しましては、北海道への納付金の額によって国保、そのほかに各保険事業等の事業費も加えて保険料を算定していくことになりますが、納付金の額については厚真町の場合、施政方針でもありましたとおり所得水準が高い市町村に該当します。したがいまして北海道が設定をするそういう急激な上昇が見込まれる市町村に対して行われる激変緩和措置、これに基づいて今後納付金の算定が行われてくるということで、これは平成30年度から6年間実施されることになります。したがいまして、その間につきましては国民健康保険料については緩やかに最大で2%、前年の2%でございますので、緩やかに上昇していくということが見込まれるという状況でございます。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 今の確認ですが、6年間2%ずつ上がっていくという押さえでいいんでしょうか。
○議長(渡部孝樹君)
町民福祉課参事。
◎
町民福祉課参事(吉田良行君) ただいまご説明申し上げましたのは、納付金の額が納付金を算定する1人当たりの保険料が2%を上限に上がっていくということでございまして、保険料算定、実際に本町で保険料を算定する場合には、当然、被保険者の方々の総所得、それから被保険者数等いろいろな要素がございますので、納付金の額、1人当たりの納付金算定額としては2%が上限でございますけれども、実際に賦課するときにはそういったほかの要素ですね、総所得金額ですとか、その賦課するときの被保険者数、これによって1人当たりの保険料の額は変わってくるということでございますので、その2%、実際に賦課する厚真町の国民健康保険料が毎年2%ずつ以内で上がっていくということではないということでご理解いただきたいと思います。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 以上で質疑を終わります。 次に、議案第20号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) この国保料問題は、国の事業というか、市町村が受けて、この間ずっとやってきて、一定行き詰まりが来て、今、都道府県化が平準化ということで進められているように理解していますが、私はあしたもちょっと質問に入っているんですけれども、あしたも制度疲労の話はちょっとしますけれども、いずれにしてもこれからさらに国保料が上がっていくという見込みがされているという状況ですので、私はこの問題については反対させていただきます。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 以上で討論を終わります。 それでは、議案第20号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立多数であります。 したがって、議案第20号は原案のとおり可決されました。
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△議案第21号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第18、議案第21号 厚真町
介護保険条例の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(木戸知二君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第21号に対する質疑を許します。 下司議員。
◆(下司義之君) これ、当然検討されていると思うんですけれども、介護保険料を上げなかった場合、どんな影響が出ますか。
○議長(渡部孝樹君)
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(木戸知二君) 向こう3年間、介護保険料をもし据え置いた場合は、当然財源がなくなりますので、基金も決められた額しか積み立てしておりませんので、最悪、資金の借り入れということも発生は考えられます。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 1つは、今回13%アップにしてありますが、その根拠を教えてください。それと今の質問の関係と近いんですが、ネットで市町村の介護保険料、6期までしか一覧表にはなっていませんが、見てみると厚真町はこの胆振管内でも決して高いほうではないんですが、それでも他の全然上がっていかない市ももちろんこの中にはありまして、そういう差というか、何といいましょう、どこからこういう差が生まれてくるのか教えていただければと思います。
○議長(渡部孝樹君)
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(木戸知二君) 今回、第6期の介護保険料は基準額4,600円で、今回第7期の基準額を5,200円ということで13%のアップということになりました。これにつきましては、実は第5期から第6期に上がるときに、第5期につきましては基準額を4,500円、第6期については4,600円ということで100円しか上げておりません。これにつきましてはいろいろ厚真町で介護予防事業に力を入れているということで、要介護認定率が低いという状況で、介護保険料についてもそれだけ100円のアップで済んだということで、今回、今後30年度以降の3年間を推計しますと、やはり高齢化率だとか要介護率、要介護認定率を考えると13%のアップということになったものでございます。 それと、ほかの他市町村の介護保険料についてでございますけれども、それぞれ介護保険料の違いにつきましては、それぞれ要因があると思いますので、ここで一概には申し上げられませんけれども、それぞれ要介護認定率、先ほど申し上げました要介護認定率だとか、それが結局介護給付費に影響しますので、それと先ほど説明しましたけれども、介護保険料を上げないために支払い準備基金から繰り入れしております。その額も違います。ほかの他市町村によっては違いますから、いろいろな要因がありますけれども、そういったことで介護保険料が違っていると思います。
○議長(渡部孝樹君) 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) このA6プランで平成32年、これから2年後に当初の予定は5,670円でありました。もちろん今回は5,200円ですから、平成32年のときには、むしろこれよりはぐっと低いレベルで額で来たというあたり、評価されていいかとは思うんですが、平成37年、さらに5年後はこの予想は7,140円にこれでいくとなっていきます。恐らくもうA7プランができていると思うんですが、今後の動き、推移ですね、例えばわかっていれば例えば平成37年はどのぐらいになるか教えていただければ。
○議長(渡部孝樹君)
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(木戸知二君) 実際に平成31年度の今、試算はしておりませんけれども、先日も新聞に出ておりましたけれども、これから団塊の世代が2025年に75歳以上の後期高齢者となります。それに向かって、新聞によりますと国の試算では国平均で約8,200円になるという試算もされていますから、厚真町もこれから高齢化も進んできますし、そういったことから見れば介護保険料のアップというのは避けられない状況かなと考えています。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 以上で質疑を終わります。 次に、議案第21号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 伊藤議員。
◆(
伊藤富志夫君) 先ほどの国保料と似た話ではありますが、この介護保険もスタート当初のものから比べると介護サービスは落ちてきています。しかし介護保険料で言うと、ここ厚真町もスタートは3,400円、今回通れば5,200円、さらに先ほどのような話になってきます。本当に国のこの政策が非常に行き詰っている。国自身のやっぱり補助がどうしても必要になってきているという状況にあると思います。そういう意味では町だけの問題ではありませんので、本当は気持ちは非常によくわかっています。担当者とも聞いて厚真町は介護サービスが行き届けば行き届くほど、介護保険料というのは上がっていく仕組みになっちゃっていますので大変だということは承知していますが、やはりそこを何とかぜひ、どうしたら一定で、しかもサービスを落とさず保っていけるかというあたりをどうしてもつくっていってもらいたいというのが思いとしてあります。そういう意味で現在のこの状況では反対せざるをえないという立場です。 以上です。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 以上で討論を終わります。 それでは、議案第21号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立多数であります。 したがって、議案第21号は原案のとおり可決されました。 ここで休憩といたします。再開を2時45分といたします。
△休憩 午後2時29分
△再開 午後2時45分
○議長(渡部孝樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△議案第22号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第19、議案第22号 厚真町
指定介護予防支援事業者の指定に関し必要な事項並びに
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(木戸知二君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第22号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第22号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第22号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第22号は原案のとおり可決されました。
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△議案第23号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第20、議案第23号 厚真町墓地使用条例の一部改正を議題といたします。 本案について説明を求めます。
町民福祉課参事。
◎
町民福祉課参事(吉田良行君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第23号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第23号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第23号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第23号は原案のとおり可決されました。
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△議案第24号ないし議案第26号の一括上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第21、議案第24号 厚真町都市公園条例の一部改正、議案第25号 厚真町
道路占用料徴収条例の一部改正、議案第26号 厚真町普通河川及び準用河川に関する
占用料等徴収条例の一部改正を一括して議題といたします。 本案について説明を求めます。 建設課長。
◎建設課長(酒井精司君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第24号、議案第25号及び議案第26号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 下司議員。
◆(下司義之君) 今の審議した議案第24号から26号までの改正に伴う歳入歳出への影響について、どのような試算がされたか、お伺いしたいんですが。
○議長(渡部孝樹君) 建設課長。
◎建設課長(酒井精司君) 固定資産税の評価額に伴いますので、実際には、まず公園につきましては40円程度の収入減ということになります。それと河川、道路につきましては4万円程度の収入減ということでございます。 〔「全体」と呼ぶ者あり〕
◎建設課長(酒井精司君) 3つ全体でいきますと、4万2,000円ぐらいの収入減というふうになります。
○議長(渡部孝樹君) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 以上で質疑を終わります。 次に、議案第24号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第24号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第24号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第25号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第25号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第25号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第26号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第26号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第26号は原案のとおり可決されました。
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△議案第27号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第22、議案第27号
定住自立圏形成協定の一部を変更する協定の締結を議題といたします。 本案について説明を求めます。
地方創生総合戦略理事。
◎
地方創生総合戦略理事[
まちづくり推進課長](中川信行君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第27号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第27号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第27号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
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△議案第28号及び議案第29号の一括上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第23、議案第28号 東胆振3町
障害支援区分認定審査会共同設置規約の一部変更、議案第29号 東胆振3町
介護認定審査会共同設置規約の一部変更を一括して議題といたします。 本案について説明を求めます。
町民福祉課長。
◎
町民福祉課長(木戸知二君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第28号及び議案第29号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第28号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第28号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第28号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号に対する討論に入ります。 討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡部孝樹君) 討論なしと認めます。 それでは、議案第29号について起立により採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(渡部孝樹君) よろしいです。起立全員であります。 したがって、議案第29号は原案のとおり可決されました。
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△議案第30号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(渡部孝樹君) 日程第24、議案第30号 債権の放棄を議題といたします。 本案について説明を求めます。 建設課参事。
◎建設課参事(森本雅彦君) (議案書及び資料により説明)
○議長(渡部孝樹君) 説明が終わりましたので、議案第30号に対する質疑を許します。 質疑ありませんか。 高田議員。
◆(高田芳和君) 公営住宅入居の際に連帯保証人が必ずついていると思うんですけれども、連帯保証人も同じく債務義務があるんですけれども、連帯保証人との交渉はどのような状況になったかお聞きします。
○議長(渡部孝樹君) 建設課参事。
◎建設課参事(森本雅彦君) 債務者1につきましては、連帯保証人が平成27年度に死亡しております。それでそれ以降はちょっと交渉ができておりません。それから債務者2、それから債務者3の保証人につきましては、それぞれ居所不明といいますか、連絡がとれなくなった状態でございました。 以上でございます。
○議長(渡部孝樹君) 下司議員。
◆(下司義之君) 退去したときの状況を説明いただきたいんですが。